ヘルプデスクは、社外ヘルプデスクと社内ヘルプデスクの2通りに大別される。
社外ヘルプデスクはその名の通り、社外のユーザーから寄せられる問い合わせやクレームなどに対応する役割を持つ。
一方の社内ヘルプデスクは、社内からの問い合わせやトラブルの解決をはじめ、新しく入ってくる社員のパソコンやネットワーク環境を整えることが仕事だ。
しかし、この社内ヘルプデスクは社内SEと混同されることも多く、2つの違いがわからないという人もいるだろう。
結論から述べると、両者の基本的な違いは開発に携わるか否かだ。
社内ヘルプデスクは前述の通り、すでに開発された完成品に関して対応するのが仕事であり、基本的に開発に携わることはない。
一方の社内SEは、システム設計から開発、運用・保守までが仕事で、安定したシステムを維持することが求められる。
このようにどちらの仕事も異なる役割を持つが、より良いシステムを提供し続けるためには、お互いが密に連携を取ることは必須だろう。
だが、企業によっては社内ヘルプデスクと社内SEが兼務になっていることもあり、必ずしも仕事が別々に与えられるわけではない。
そのため、社内ヘルプデスクのみで働きたいと考えていたものの、いざ入職してみると社内SEと兼務だったというケースも実際に見受けられる。
社内SEとの兼務ではなく、社内ヘルプデスクのみで働きたいのであれば、入職する前に求人や面接時に確認することが欠かせない。